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一般社団法人如水会「チーム一橋のための母校グッズ」企画・開発

14.05.26

「全員留学の一橋」のための大学基金付マーキュリーシリーズ企画・販売支援。
①2012.マーキュリーTシャツ
②2013.マーキュリーTシャツ、マーキュリー前掛け
③2014.マーキュリーポロシャツ、マーキュリーCAP

「共同体づくりにおける組織化の法則 −プラットフォームの構築手法を通して考える−」J−stage日本経営診断学会論集11 Webジャーナル

14.05.26

 レフェリー付き論文。日本経営診断学会学会賞奨励賞 受賞。
 本論文の目的は共同体が組織化に向かうための法則を解き明かすことにある。関係を組み換えて価値を創り出す組織化の仕組みをプラットフォームと置く。そのうえで論者の知る限りこれまでの研究ではプラットフォームの構築手法に十分言及されたものがないことを述べ、その構築プロセスの分析を進めた。まず組織化の必要条件としてプラットフォームビジネスの成功事例とされる楽天創業者三木谷が社員育成のために著した『楽天社長講話』(三木谷, 2006, 非公開資料)にある組織化25ポイントと、これまでの論者研究でまとめた組織化法則性25ポイントを比較しながら異同を議論した。結果としてコンセプチュアルスキル、テクニカルスキル、ヒューマンスキルに分けて組織化の法則性をまとめた。次に十分条件として S-Dロジックを用いてすべてのサービスシステムはプラットフォームの仕組みをもつことを述べ、事例としてノーベル賞を得た社会企業であるグラミン銀行もプラットフォームを基盤構造とすることを示した。結論ではプラットフォーム構築には一定の法則性があり、その構築は営利企業のみならず、社会性と経済性の統合を目的とするすべての互恵の仕組みづくりに欠かせないことを提示した。

「学生のまちづくり活動によるソーシャル・イノベーション」 一橋ビジネスレビュー 2009年夏号 東洋経済新報社

14.05.26

 林大樹、辻朋子共著
 P.55—P.59
 地域コミュニティが直面する課題解決のために、大学と地域が協働する事例が増えている。それは大学にとっては社会貢献の側面があり、同時に座学による知識伝達中心型教育に替わって、体験学習による知恵創出型教育を模索する活動である。一方、地域はこれまでの既存性に支配された経営の閉塞状態に危機感をもち、新奇性としての新しい要素である学生を受け入れはじめている。こうして異質性が社会的な必要性によって出会うことで互いの課題解決能力が増す。本研究ではこのようにして進む組織化をソーシャル・イノベーションととらえ、著者たちの実践例を紹介する。

「自己組織化する共同体 −ゆらぎがもたらす閾値突破−」神奈川大学大学院経営学研究科博士論文

14.05.26

 本研究では共同体が自己組織化する過程を原理追究と実験の繰り返しにおいて探究した。以上を統合し、組織化を実現する自己創出構造をスパイラルモデルによって表すことを試みた。自己組織化の仕組みは社会のなかでサービスが充実していない領域での共同体参加者のサービス創発行動によって説明した。以上の考察を通して「行動を通して学習する」共同体を実現させるための組織化に向けて行動指針を提示した。
(124頁)

「幸せなコミュニティモデルの創出 −ものづくり支援を通したサービス機能の可視化を基盤にして−」 日本経営診断学会論集8 同友館

14.05.26

 レフェリー付き論文。
 P.9—P.14
 本研究は不可視のサービス機能の変容を通して共同体を閾値の突破に向けていかにファシリテートするかの議論である。触媒機能を持つヒトや組織をセレンディピティと位置づけ、共同体に組み込む仕組みから不可視サービスが可視化するプロセスの解明を試みる。セレンディピティ機能の参入によって既存組織にゆらぎが増幅し、混沌から秩序が形成される仕組みが自己組織化の本質であることを論証する。結論としてこうしたモデル創出を支援するのがファシリテータの役割であることを述べた。

「自己設計化する共同体 −散逸構造と触媒機能からの考察−」神奈川大学大学院経営学研究科研究年報12 神奈川大学

14.05.26

 P.9—P.14
 学生参加のまちづくりという形を取った体験学習による大学教育の模索と、社会そのものが既存の価値観にとらわれずに内側から変革していこうとする動きの遭遇を共同体の自己設計化の事例ととらえる。そのうえで平成14年ごろから増加し始めたこうした動きについて、触媒機能と散逸構造との仕組みから迫る。共同体における新たなサービス創発は、学生、商業者、行政、市民等が互いに自己触媒機能を惹き起こす過程で散逸構造の状態にまで組織化が高進するなかで生み出されることを説明した。

「サービスコミュニティのデザインにおける理論化への試み −生活領域の有機的な経営概念とその必然性−」 日本経営診断学会論集7 同友館

14.05.26

 レフェリー付き論文。
 P.26—P.37
 組織化の原点はヒトの関係性構築であることを考えれば、サービスコミュニティとは一対のヒトを起点にしたコミュニケーションのつらなりが生む社会システムである。それは有機的なプラットフォームととらえられ、ヒトが持つ既存の社会価値観と、その逸脱とのせめぎあいのなかから創出され、持続し続ける。本論では実験と原理追究の統合からその本質を探究した。その結果、コミュニティの仕組み解明因子は時間、空間、資源の三軸であると考察した。

「サービスコミュニティの設計 −生活領域を有機的に経営する視点から−」日本経営診断学会論集6 同友館

14.05.26

 レフェリー付き論文。
 P.17−P.27
 本研究の問題意識の根幹はコミュニティのなかに意図的に異能集団の遭遇をつくりだすことによって、生活の領域に欠けていたサービスを創出する仕組みがいかに設計されるかを知ることにある。学生、商業関係者、企業、行政、市民等からなる多様な組織がサービス創出に向かって連携を進める様相を有機的な経営体ととらえ、サービスコミュニティと置く。そのうえで生活領域は参加者によって自発的にどう設計されるのかについて検証を進めた。

「サービスコミュニティの研究」 多摩大学大学院経営情報学研究科修士論文

14.05.26

 学生活動を基軸に社会に必要なサービス機能を創出し、そのプロセスを通じて共同体に一体感を創り出すことを進めてきた筆者の継続研究の原点である。武蔵野市における学生参加の商店街活性化事業を実験と位置づけ、異能集団の掛け算効果でカオスを起こし、先入観のない発想でサービスのニーズを発見し、ゆるやかな戦略シナリオで行動を通じて学習しながら理想形に近づくのが共同体の組織化の仕組みを探究した(100頁)。

遠くを見ながら足元を見るために Paris編

14.05.26

武蔵野まち馬車プロジェクト

14.05.24

「まちなのに馬車の居る暮らし」で スローシティ、 poco a poco…
 
むチューふれあいまつり
主催:武蔵野市中央地区商店連合会
後援:武蔵野市
武蔵野市中央地区商店連合会×HORSE CAMP茅ヶ崎×学生×市民×ポニー×ロバ
開催場所:武蔵野市民公園
武蔵野市役所(西棟回遊)
実施組織:市民団体 武蔵野まち馬車プロジェクト
 
まちだからこそ、馬車が走ったら楽しいだろうな。。。町田市の夢は、武蔵野市で形に。2月、東京女学館の学生とフィールドワークを兼ねてと茅ヶ崎の牧場を訪ね、馬車出演の交渉を。当日遊びにきた3歳の女の子を乗せていたタローくんは5か月後、武蔵野市を走りました。
御者さん、動物たち、学生、市民、商店会、市役所、ガードマンさんが力をあわせて、260人もの子供たち・お父さんお母さんを熱くさせた一日でした。
 

一橋大学マーキュリー
Tシャツプロジェクト

14.05.23

「チーム一橋」のための母校グッズで 卒業生に纏う喜びを! 学生に留学支援を!

社団法人如水会主催
社団法人如水会×(有)エニシング
 
一橋を母校とする誇りを胸に世界を駆ける「グローバルあきんど」3万3千人。その思いを象徴し、マーキュリーの校章とCAPTAINS OF INDUSTRYの建学理念を染め抜きました。
ありそうでなかった「チーム一橋」のユニフォ−ム。みなさんが欲しくなる一品。一体感醸成に一役買い、「全員留学の一橋」というヴィジョン達成に向けて大学基金への募金に貢献したいという卒業生の思いを形に。伝統帆布前掛け技法によるモノづくりを通して大学の価値づくり、ブランディングの側面支援を進めています。
 

町田市街づくりフォーラム

14.05.23

サービスづくりで喜びづくり

ー回遊性・楽しさ・ おいしさに充ちた南町田ー(町田市主催)

東京女学館大学学生×株式会社JTB首都圏×鶴間小学校×グランベリーモール×市民×NPO法人境川緑のルネッサンス×ポニー馬車×町田市【町田市街づくりフォーラムのための企画提案】
 
「大学のある南町田をもっと安全で、楽しいまちに!」。経営を学び始めたばかりの学生20人によるまちづくり提案です。サービスとは喜んでもらうことと学びながら、無茶を覚悟の体当たりヒアリング。バスのないまちにレンタサイクルを。サイクルポートを利用して休日にはポニー馬車に来てほしい。社会人との出会いからは思わぬ感動も。このときのポニー馬車は3年後、武蔵野市で「まち馬車プロジェクト」となって実現しました。
 

小金井市あきんどベスト
プロジェクト

14.05.23

学生アイデア・商工会・企業力の連携から 本格的な製品が生まれた

小金井市商工会ユニフォームの開発
(東京都小金井市商工会主催)
東京女学館大学×小金井市商工会×(有)エニシング
 
「小金井市ビジネスコンテストで入賞した伝統帆布前掛けを現代的に再生して、小金井あきんどのユニフォームとなる『あきんどベスト』をつくりたい。学生さん、柔らかいあたまでやってみてくれませんか」(小金井市商工会) 。こんな話をいただいて東京女学館大学の学生が取り組みました。
学生の提案したコンセプトは、商店街のチームプレーをイメージできる「和風サッカーベスト」。そして小金井自慢の湧水に由来する古語、「黄金井」と「大和魂」をひとつにした造語、「黄金井魂」をサッカーベストの背中につけること。
素朴なデッサンは製造元さん、デザイナーさんとの協働を経て立派な製品になりました。信じて任せると、ときに期待以上のものが誕生するのですね!
このときの仕組みは4年後、一橋大学マーキュリーTシャツプロジェクトへと発展することになります。
 

武蔵野市ふじみ100人
プロジェクト

14.05.23

学生参加のまちづくりは、ここから始まった。

異質なものの出会いこそすばらしい!

東京都武蔵野市商店会連合会主催
富士見通り商店会(武蔵野市)×東京工学院専門学校(小金井市)
活動場所:武蔵野市富士見通り商店会・ハートらんど富士見(商店会多目的スペース)
 
100人の学生を商店街に連れて行く。なにが起こるかわからないけれど、学生にとってもまちにとってもきっといいやり方だという直感がありました。企画をお話すると専門学校、商店会連合会ともほぼその場で「やりましょう!」と。
1年の活動でうどんのチャレンジショップ、商店街キャラクター「ふじみどり」、「ふじみどりまつり」が生まれました。商店街では教室で目立たない学生がいいアイデアをだして、大活躍。
夜中まで作業してハートらんどに泊まり込み、翌朝、商店主さんの家の風呂に入れてもらった男子も。まちはすごいです!
 

スローシティの見つけ方・つくり方 ―ヨーロッパでみつけたサービスを事例として― (21世紀ITCクラブ スキルアップ・セミナー)

14.05.21

 これからの社会のあり方としての「スローシティ」はヒトが「これが欲しかったんだよ」と思うサービスを集積してできあがる。講座ではフランス・イタリアのサービス事例を披露した。そのうえで外国の事例を真似るのではなく、観たコトを刺激にして受講者が連想を膨らませ、日本に合うサービスを生むプラットフォームをつくるための勘所を楽しく講話した。

想定外時代の診断・指導手法 ―プラットフォーム メソッドを用いたビジネスモデルのつくり方― (21世紀ITCクラブ スキルアップ・セミナー)

14.05.21

 これまでの研究と経験からまとめた共同体づくりにおける「組織化の25法則」はITビジネスの旗手である㈱楽天の社長講話の25法則と重なることを紹介。経済性と社会性の統合を目指すこれからのスロースタイルなビジネスモデルは、もともとITビジネスの基盤構造であったプラットフォームと同じ構造をもつことを説明。そのうえでプラットフォームの構築方法を伝え、これを活用して企画を生み出す手法をわかりやすく伝授した。

群馬大学「多文化共生シンポジウム まちに飛び出す若者たち」パネリスト

14.05.21

 「大学と地域との共同」(群馬大学、一橋大学合同シンポジウム)での一橋大学側パネリスト。特色GPを取得し、現場体験教育を実施する2つの大学が、次ぎの報告を行なった。

・それぞれの活動を学生代表がサスティナブルマネジメント実践の軌跡として報告。

・2つの大学の教員、学生、学生活動を支援する関係者によるパネルディスカッションと参加者全員による交流。


これが「武蔵野版」学生参加のまちづくり プロジェクト ―教室から「水ビジネス」を生み出そう― (亜細亜大学公開講座「街づくり未来塾」)

14.05.21

 学生も授業の一環として参加した地域開放講座の講師。武蔵野市における学生参加のまちづくり活動「武蔵野市多目的スペース活用プロジェクト」(再掲)についての報告を行なった。武蔵野市多目的スペースと亜細亜大学は近隣のため、現場の商工関係者の参加を進めて、現場の人たちの生の声を交えながらディスカッションを展開した。
大きな講演の柱は次ぎである。

・ 武蔵野市、小金井市の湧水、水道水を揃えた利き水体験。

・ 亜細亜大学の学生による湧水を経営資源としたビジネス提案。

・ 商工関係者による学生提案の実現についての付加アイデア提案。

21世紀のキャプテンズ・オブ・インダストリーを考える (一橋大学)

14.05.21

 一橋大学の建学理念である「キャプテンズ・オブ・インダストリー」。これはもともとトマス・カーライルの唱えた「産業界のリーダーになれ」という言葉。この精神は商業講習所から出発した本学の精神的支柱であった。しかし、21世紀は社会の随所にあって営利、非営利を問わず、リーダーになる気概をもって羽ばたいていけと卒業式で学長も語る時代。「なんで私がこんな大それた役割モデルに?」と思ったが、せっかく呼んでいただいたので、学生参加のまちづくりの経験を事例に、どんな組織にも社会を担う使命があり、学生たちにそのリーダーになっていくことが求められることを話した。

私は独立奮闘中 ―かくして独立に踏み切った―(フレッシュ診断士研究会 / 中小企業診断協会)

14.05.21

 中小企業診断士資格取得1年目の後輩診断士への講演。人間、多く目標を立ててもダメだから3つの誓いを決める。あとは夢中でコレをやりぬくこと。
・ちなみに3つの誓いはこれ。「ご縁を大切に」「私にしかできない売り物(サービス)をつくる」「絶対まちづくりをやめない」。
・支えてくれたのは、「やると決めたら絶対やる信念」「世のためヒトのため」。
・やると決めたことはヒトの前で言う。檀上で「診断士だけではこれからは力が足りないから多摩大学院に行き、中谷巌学長の教え乞う」と宣言。言えば実行しなければ恰好がつかないので、2002年多摩大学大学院に入学。

21世紀ライフのスタイルと働き方(一橋大学シンポジウム)

14.05.21

 既存のキャリア開拓にとらわれない進路選択、生き方について自分の歩んだ道のりを学生に伝えた。結婚、専業主婦、市民活動を経て41歳で中小企業診断士の受験勉強を始め、45歳で合格。男性がほとんどの診断士の世界だからこそ、生活者経験を生かした環境志向性のあるビジネスの診断、指導で差別化できたこと。また、子育て経験があることで診断士受験の恩師から教員に推薦してもらえたこと。教員として自分にしかできないことをと、一念発起、学生参加のまちづくりを展開して独自領域を開拓したいきさつを講演した。

『サービス組織化経営論 —オンリーワン・プラットフォームの創発—』 芙蓉書房出版

14.05.19

 「マネジメントリテラシー」「マーケティング論」(東京女学館大学)、「現代ビジネスの最前線」(武蔵野大学)で使用する教科書。博士論文を元に執筆した。サービスを創発する共同体が組織化を進め、一体感を得ていく過程を経営ととらえた。そのうえで、これをITビジネスの基盤構造であるプラットフォームの考えかたを使って仕組み化した。著者が組織間連携支援者としてかかわってきた、「学生参加によるまちづくり」「連携型大学モデルの構築」を社会性の高いサービスのプラットフォームをつくる実験と位置づけ、実験とその理論化研究の統合によって経営は進化すると分析した。それを踏まえ、これからの社会では参加者全員が互いに触媒となり、刺激し合いながら自主的に関係性を組み換え、付加価値を創りだすことで連携が進み、世界をひとつのプラットフォームとする方向で共同体を組織化していく力が求められることを述べた(198頁)。

『小さな会社の事業計画作成の手順』中国語版

14.05.19

 中国語版
市場における企業の戦略的立場をリーダー、チャレンジャー、ニッチャー、フォロワーとしたうえで、中小企業の強みを市場ニッチャーとして発揮するためのビジネスプランの作成手順を導いた。顧客起点、顧客参加、個別対応度の高い経営戦略立案と事業計画策定の方法をサービス創出・提供方法を軸に解説し、中小企業総合事業団の「ベンチャープラザ事業」の応募フォーマットを用いて環境互恵型ビジネスのモデル事例を示した。

『中小企業診断士になろう(新版)』インデックス・コミュニケーションズ

14.05.19

 中小企業診断士という職業の意義と醍醐味を、人間的キャリア形成の機会ととらえて伝達する。中小企業診断士という仕事が社会的必要性、資格取得の準備学習内容の解説、まちづくりコンサルタントとなった自身の体験を通して、経営というヒトの営みを熟成させるための触媒となる仕事の醍醐味を社会人と学生に伝える(223頁)。

『サービスはこころでする —マニュアルをちょっとはみだして「サービス上手」になるためのたくさんのお話—』同友館

14.05.19

 「マネジメントリテラシー」(東京女学館大学)で使用する教科書。財貨・活動統合型のサービス概念のうえに立ち、ヒトの相互作用がつくりだす心的プロセスを「こころ」と位置づける。商業サービスの領域を取りあげて、こころのある良質なコミュニケーションがこころのあるサービスを創り出す事例をサービスの送り手・受け手の100近い経験談をヒアリングから収集し、分類した。そうしたプロセスを経て学生が読み進む過程を通してそれぞれの経験場面に連想を広げ、良質サービスの本質に気づく仕組みを構築した(223頁)。

『サービスコミュニティのデザイン』白桃書房

14.05.19

 まちづくりを経営ととらえ、行政施策と企業活動主導による市場形成の隙間に落ちていた市民ニーズに着目し、それを充たすサービスを創り出す仕組みを提案した。地域コミュニティの課題解決に向けて、学生、商店街、行政、市民等の地域活性化活動の遭遇が導いた地域活性化事業を事例に、既存の市場システムを突き動かして生まれようとする生命的な仕組みの解明を試みる(149頁)。

『中小企業診断士になろう』オーエス出版社

14.05.19

 中小企業診断士という職業の意義と醍醐味を、人間的キャリア形成の機会ととらえて伝達する。中小企業診断士という仕事が社会的必要性、資格取得の準備学習内容の解説、まちづくりコンサルタントとなった自身の体験を通して、経営というヒトの営みを熟成させるための触媒となる仕事の醍醐味を社会人と学生に伝える(223頁)。

『小さな会社の事業計画作成の手順』大和出版

14.05.19

 「マーケティング論」(東京女学館大学)で使用する教科書。市場における企業の戦略的立場をリーダー、チャレンジャー、ニッチャー、フォロワーとしたうえで、中小企業の強みを市場ニッチャーとして発揮するためのビジネスプランの作成手順を導いた。顧客起点、顧客参加、個別対応度の高い経営戦略立案と事業計画策定の方法をサービス創出・提供方法を軸に解説し、中小企業総合事業団の「ベンチャープラザ事業」の応募フォーマットを用いて環境互恵型ビジネスのモデル事例を示した(205頁)。

『スロースタイル』新評論

14.05.19

 伊スローフード協会の発足以来提唱されてきたファストフード戦略への対立軸としてのスロー礼賛、反ファストという二項対立図式。本書はそれを超えて「時にははやく、ときにはゆっくりと」をキーワードに人間的生活と人間的経営活動の両立を通して真の「スロースタイル」のありかを探ることを試みる【289頁)。著者:原田保、三浦俊彦(編著者)、辻朋子、青山忠靖、藤江正嗣、熊倉広志、江戸克栄、岩倉敏昭、中西晶 辻朋子担当第1章 「こころの自己組織化−グローカルコロニーとしてのスローシティー」(P.43〜P.72)

『業態リサーチブック』日本マンパワー出版

14.05.19

 食品スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、婦人服専門店、ホームセンター、家電専門店、ファミリーレストラン、カタログ通販について環境分析と求められる革新的戦略提案を行なった(209頁)。
著者:片野浩一(編著者)、片岡由美、小鷹昇、琴平しずか、桜井和行、高見哲、辻朋子、豊田信、長沼フミ子、文川実
辻朋子担当:第3章7節「ファミリーレストラン」
(P.99〜P.113)