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「風立ちぬ(THE WIND RISES)」(一橋大学)

 8 23 日、一橋大学如水会館での如水会100周年記念ビアパーティでのこと。会場でマーキュリーシリーズの販売支援に立っていたら、一人の後輩がふっと近づき、「2004年に大学でまちづくりの話、聴きました。...中小企業診断士さんですよね」と。えっ!覚えていてくれたの。

 「21世紀のキャプテンズオブインダストリーを考える委員会」主催の講演会に呼んで頂き、一橋大学で初めて話をした。彼が言うのはその時のことだ。概要はこのウェブサイト「講演」に載せたのを思い出し、実はもう一度見直したら、なんで私がと恐縮しながら話したおぼつかない寄り道人生の経験談であった。

 聞けば地元に帰り植木の生産者になりまちづくりをやっているという。彼の進路選択に拙い話など万分の一も関与していないとは思うものの、よくぞいい社会人になってくれたと感慨があり、うれしかった。

 マーキュリーキャップを購入し、被って帰っていった彼。そしてなんと昨日、郵便受けにこの青年からジブリの絵はがきが届いていた。映画「風立ちぬ(THE WIND RISES)」の一場面。帽子をかぶった少女がコートを風になびかせて冬の高原に向かう後ろ姿が大きく描かれている。サービスコミュニティと同じに彼もジブリ哲学に共感しているのだろうか。「また、どこかで」。

 

[2014.08.31]