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わかもの、まちに飛び出す(亜細亜大学「街づくり未来塾」)

 「街づくり未来塾」の講座も6回を終了。学生たちは小チームにわかれ「おもしろい!」と思う新たな経験を求めてまちに飛び出していった。人数が多いゆえ、教員は今までの少人数講座のように逐一行動をともにできない。

 そこでおたずねする先への取材お願い書を書いてもらい、メールで提出を受けて添削。「取材はスーツ着用で、挨拶の仕方、メール作法、名刺のつくり方と渡し方」等、可能な限りで先方と彼らとのマッチング下準備だ。裏方の「段取り係」に徹しているが前期の教職課程科目である商業研究で実施した「射的隊」活動ではお礼メールに緊張のあまり、先方名に「様」をつけないでだした子がいたので、目が離せない。

 そんななか、うれしいことが。武蔵境活性化委員会の全体会を体験にいったふたりがいて、席上、司会者から突然意見を求められたとき、ふたりとも実に伸び伸びと大人がおもいつかないアイデアを言ったものだ。手製の名刺も「かえって意欲を感じる」と可愛がってもらうスーツ姿の学生はいつもより大人に見えた。こういう時、苦労なんか吹っ飛ぶ。取材先は、武蔵野プレイス、武蔵野市国際交流協会、唐辛子大収穫祭と唐辛子農園、イルミネーション点灯式、三鷹の森ジブリ美術館から大学そばの小さな中華料理屋さんまでさまざま。わかものは毎週成長していく。教員っていい仕事だ。

[2015.10.29]